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駅方面から蔵造りの街並み、菓子屋横丁へ向かう道で出逢う蓮馨寺は、室町時代に創建された歴史ある浄土宗のお寺。
川越城主の母、蓮馨大姉が、安らぎの場を民衆にもたらすべく建てた寺で、以後、庶民の寺として親しまれてきた。
1602年には、浄土宗の関東十八檀林(だんりん)(増上寺を頂点とする幕府公認の学問所)のひとつとなり、高い地位が与えられ、葵の家紋が許された。また、かつて境内にあった浴場を「八つ(午後3時)の鐘」を合図に庶民に解放していたが、その鐘は「元禄時代の梵鐘」として今も時を告げている。参道にある水舎の欄間に彫られた唐獅子は当時の芸術文化を偲ばせる。
又、呑龍堂前に鎮座する「おびんずる様」は、触ると病気が治る仏として市民に大人気。また、小江戸川越七福神の第五霊場として「福禄寿神」が祀られ、人々を幸福へと導く神として参詣者で賑わう。
呑龍上人(どんりゅうしょうにん)の縁日が行われる毎月8日は、南京玉すだれ、辻講釈、境内でフリーマーケットなどが催されています。
小江戸川越七福神 第五霊場 福禄寿神
福禄寿(ふくろくじゅ)は、人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神と言われています。元来は中国の神様でしたが、当山のご本尊、阿弥陀如来の現世での働きの一面を表しています。中国や日本の各寺院で祀られ、多くの人々の信仰を集めています。
川越の七福神は、半日程度で気軽に巡ることができるコースです。蔵の町、時の鐘、菓子屋横丁など、小江戸の風情を楽しみながら、七福神めぐりが出来ます。